現代テニスのストロークを基礎から学ぼうと競技志向のスクールにレッスンを受けに行きました。下から引いていたテイクバックを上から引くのに変え、グリップもイースタンからセミウエスタンにチェンジすることになりました。と、口で言うのは簡単だけど、実戦するのはむずかし~い(^_^;)
昔のテニスから現代のテニスへ
昔のテニスをしていたわたしは、現代のストロークを身につけようと決心し、現代テニスのフォアハンドストロークを教えてくれるスクールに行ってみました(^_^)v
「ストロークはでんでん太鼓みたいに、ラケットを腕で振るのではなく、軸を回すことで振ります。
腕はひもです。手に力は入れずに、肩を意識して。ラケットは落とさない程度に軽く持ちます」
今まではラケットを強く握ってたので、力を入れないでと言われても、うまく脱力できません(^_^;)
「テイクバックは、前足のつま先は前、後ろ足は横向きにセットします。
それから1時の方向に肩を入れ、そのまま平行に後ろに引きます。
自然と身体にひねりができ、右足に体重が乗ります。
このときラケットの面は下を向くようにしましょう」
テイクバックも今までは下から引いてましたが、現代の主流の上からに変更し、グリップもイースタンからセミウエスタンにチェンジすることになりました(@_@;)
このグリップチェンジは身につくのに時間がかかりそうですが、少し厚くしないと、ストロークの打点を身体の横から前に変えることができません(^_^;)
昔テニスから現代テニスへと、時間にすれば40年くらいは経っているでしょうか?
今までの昔のストロークと現代のストロークは、もはや別物と言っても過言ではないかもしれません~
ラケットは握らないで、フォロースルーは意識しない
「テイクバックができたら、次はインパクトとフォロースルーにいきます。
よくインパクトの瞬間にだけ力を入れると言いますが、むしろ力を抜く、くらいの感覚で僕はいいと思ってます。
ラケットはできるだけゆるく持ちます。そうすると、テイクバックしたところから、ラケットヘッドが自然と下がります。
ひねられた身体を回し戻すのにしたがって、インパクトに向かってラケットをグリップエンドから引いていき、
インパクトでラケット面は地面と垂直、打ちたい方向と平行になります。
その後、腕は前に伸びきる感じで、ラケットヘッドが走っていき、フォロースルーとなります」
ううーん_(^^;)ゞ
コーチはデモンストレーションをしながら説明してくれたのでわかったのですが、
文章にするとわかりにくいかもしれません。
ここでわたしはコーチに質問しました。
「フォロースルーは身体に巻きつける感じでしょうか? それとも、左肩の上に持っていく感じでしょうか?」
わたしの頭の中では「現代テニス=フォロースルーは身体の横」というイメージがあります。
できればあの横に抜けていく「かっこいいフォロースルー」を身につけたい♡
ワイパースイングに憧れているわたしは、フォロースルーがとても気になります。
だけど、コーチはあっさりと言いました。
「フォロースルーは特に意識しません。できるだけ力を入れないでラケットを持って、振り切ればいいだけです」
え、そうなの?
コーチのスイングは流れるようで、フォロースルーは身体の横に巻き付く感じです。
でも、それは意識してラケットを横に振ってるというわけではなく、
手に力を入れないようにラケットを持ち、テイクバックをして、
そのままインパクト、フォロースルーをやった結果として、ラケットが巻き付くんだそうです。
ぶらーんとラケットを持って、そのまま自然にラケットを振っていく~
変に力が入るような、不自然な動きはどこにもありません。
ゆるーく握ってテイクバック、そのまま力を入れずにラケットを振り切る。
素振りの段階では、それなりにいい感じです♡
わたしも現代のストロークを打てるようになれるかもしれない\(^^)/
テニス 打点が変わるとストロークが変わる?
「じゃあ、実際にボールを打ってみましょう」
いよいよ、ママさんの現代テニスデビュー!
はりきって、コーチの球出しボールをうけてみました。
ところが、
あれ、あれ、あれれー(゚◇゚)
うまく打てないんです。
空ぶるとまではいきませんが、打点が全然合わないんです(´д`|||)
コーチが「そこっ」とタイミングを教えてくれるんですが、
新しい打点は、わたしが思っていたよりもボール2個分「前」なだけでなく、「高」かったのです。
昔のテニスで下からラケットを引いていたので、インパクトの瞬間、ラケットヘッドはやや下に傾いていて、打点は膝の高さでした。
新しい打点は、ラケットヘッドは地面と平行になり、高さは腰の当たりになります。
打点を変えるってことは、球のとらえ方が変わるってことだったんです(ToT)
球への入っていき方も今まで通りにはいきません。
球との距離感が全然つかめず、うまく打つことができなーい。
グリップをちょっと厚くしたことで打点が変わり、打点が変わったことで球のとらえ方が変わりました。
すべてが変わった……(@_@)
わたしにとって、ほとんど別物くらいの違いがあります!
「ラケットをかるーく持って、自然にふりぬくだけ」
無駄な力が入っていない、コーチのスイングはとっても自然で美しいです~
でも、これは簡単そうに見えて、とってもとっても難しい(T0T)
いくつかいい球も打てましたが、まだまだ……
現代のテニスのストロークは、とても2時間では習得できるものではありませんでした。40年の壁は厚かった( ´Д`)
でも、落ち込んでいるわたしにコーチはやさしく微笑んでくれました。
「大丈夫。もう少し練習したら、テニスママさんもできるようになりますよ」
コーチの励ましを受けて、わたしはできるようになるまで、スポットレッスンを受けようと思いました( 〃▽〃)
現代のテニスへの挑戦は、まだまだ続きまーす!