現代のストロークを基礎から学ぼうと競技志向のスクールにレッスンを受けに行きました。下から引いていたテイクバックを上から引くのに変え、現代テニスに近づいた!と喜んだのもつかの間、思わぬ落とし穴が待ってました(T_T)
現代テニスのストロークは力を入れない
「ストロークはでんでん太鼓みたいに、腕でラケットを振るのではなく、軸を回すことで振ります。
腕はひもです。手に力は入れずに、肩を意識して」
「フォアハンドストロークは身体のひねり戻しによって、身体を回して打つんです」
現代テニスのフォアハンドストロークを教えてくれるスクールに行ってみました(^_^)v
コーチに言われたとおり、手には力を入れないでラケットを持ってるだけなのに、
肩を回すとびっくりするくらいラケットが回りました!
力を入れないと、特に意識しなくても、フォロースルーはひゅんと身体の横になりました。ラケットが身体に巻き付く感じの、現代テニスです(^o^)
強いストロークを打とうと、力一杯振っていた時よりもラケットは早く動いています!
握りしめていた時にはフォロースルーも前で終わってましたが、背中にぶつかるほど振り切れます(>_<)
回転の感覚がつかめたら、次はテイクバックです。
テイクバックも今までは下から引いてましたが、現代の主流の上からに変更です!
「まず、前足のつま先は前、後ろ足は横向きにセットします。
それから1時の方向に肩を入れ、そのまま平行に後ろに引きます。
こうすると自然と身体にひねりが入り、右足に体重が乗ります。
このときラケットの面は下を向くように」
コーチは一人一人のテイクバックの正しい姿勢を教えてくれました。
「では、そのままラケットを前にもってきて。前足よりもボール2つ分前が打点になります。
ラケット面は地面と垂直になります」
なるほど! テイクバックからそのまま前に振っていけば正しい打点の位置になるんだーと感心していたら、大問題が起きたのです!?
グリップが違うと打点が変わる?
「あ、テニスママさんはグリップを変えた方がいい。ほら、面が上向いちゃってる」
「ん?」
よくよく自分のラケット面を見てみたら、面がわずかに上を向いています。
「打点で面が垂直になるように、グリップをもう少し厚く持ちましょう」
「厚く?」
近所のサークルで先輩おばさんからテニスを教えてもらったわたしは、テニス特有の言葉もよくわかりませんでした(^_^;)
コーチはわたしのグリップを左に少し回しました。
グリップを調べてみると、
サーブやボレーに使うグリップは「コンチネンタル」
ラケットを垂直に持ち上げ、握手するように握るグリップで薄いと言われます。包丁を持つ握り方です。
右手をラケット面にあてて、そのまま下におろした握り方で、薄めと言われます。
今までやっていた「昔のストローク」の打点、左足(前足)ではラケット面が地面と垂直になりますが、
それより前の打点になると、面がわずかに上を向き、ラケット面が打ちたい方向と平行になりません。
錦織選手のグリップは「ウエスタン」
ラケットをコートに置いて、そのまま上から握るグリップで、厚いと言われます。
イースタンとウエスタンの中間のグリップで、現代テニスの主流になっているそうです(^_^)v
セミウエスタンで握ると、前足からボール2つ分前の打点で、ラケットは地面と垂直になり、ウエスタンで握るとさらに前の打点でぴたりとあいます。
逆にいうと、打点のところでラケットが地面と垂直になり、打ちたい方向と平行になるように握ったグリップが、その打点にあうグリップとなります。
文章力がなくわかりづらいかもしれませんが、実際にラケットを握ってもらえば、わかっていただけると思います(^_^;)
グリップと打点の関係は、ラケットで試してみるのが一番です!
グリップを変えるのは難しい
グリップをほんの少し変えるだけで、打点も面の向きも変わるなんて知りませんでした_(^^;)ゞ
今まで、いかになんとなく、フィーリングでストロークをしていたことか……。
ま、少し厚く握るだけで、現代のストロークになるならよかった♡
なんて、かるーく思ったんです。
ところが、ところが、このグリップを変えるのはすっごく難しい(>_<)
そもそもイースタンだのウエスタンだの細かいことを意識してラケットを握っていたわけではありません。
グリップを握ったときのフィット感というのでしょうか。
気がつくとイースタンになってますし、少し厚くすると、なんだか違和感を覚えます。
手になじまない感じ(^_^;)
1回のレッスンだけで、昔から現代にタイムスリップできるだなんて、考えが甘かった?!