テニスをはじめて10年あまり……
2人の子育てをしながら、主婦のテニスというディープな世界にハマってしまったわたし。
今から数年前、ママさんテニスを始めたころを振り返っています(#^^#)
テニススクール、中級のお試しレッスンの続きデース!
ボレーボレーは人間性をうつす鏡
スクール初体験の続きです~
ショートラリーの次は、ボレーボレー!
ネットをはさんでお互いにボレーをすることですが、これが意外と個性が出るような気がします。
はじめの立ち位置も、サービスライン付近の後ろ目にいる人もいれば、ネット寄りに立つ人もいます。
ネットに近いほどボレーは打ちやすくなりますが、
うまい人は後ろ目に立ち、ローボレーの練習もしています。
球のスピードもぽーん、ぽーんとゆっくりの人から、バンバン打ってくる人までさまざまです。
ボレーにみる渋い技
わたしのボレーボレーのお相手は。先輩の主婦でした。
年の頃は50歳半ばぐらいでしょうか?
ショートカットの髪型に黒いTシャツ、ゼブラ柄のショートパンツに、高そうなスポーツタイツ。
もう少し年上の派手なワンピース姿のお姉さまと比べると、真面目そうな主婦といった感じです。
家事もきちんとしてそうな、出来る人。そんな感じの人でした(#^^#)
「お願いします」
おばさんはややネット寄りに構えています。
わたしはサービスライン付近に立ち、ゆるめの球をフォア側に送りました。
おじさんとの激しいショートラリーで、エンジンがかかったわたしでしたが、年上相手に強く打つつもりはありませんでした。
おばさん相手なんてこんなもんだろう、そんな気持ちもありました。
しゅるり。
相手の球は回転はかかっていましたがゆるめで、わたしの立っている位置よりもかなり前方に落ちました。
もうちょっと長めに届く球を打ってくれればいいのに、立っている位置も前寄りだし、パワーがないのかな。
などと思いながら、わたしは球をバウンドさせて、ハーフボレーで返球しました。
しゅるり。
またもや足元に球が落ちてきます。今度は少し長めだったので、ローボレーで返せましたが、球が浮いてしまいました。
すると、次の瞬間、
バコッ
おばさんは一歩前進して、わたしのボディに向かって球を打ち付けてきました(゜д゜)
いきなりのスマッシュです!
たまたま? それとも狙って?
スマッシュしてくるなんてひどいじゃないか、と思いましたが、浮いた球は決めるのがテニスの鉄則です。
相手はそれに従ったまでのこと。
おばさんを甘く見ていたわたしは球を返せませんでした。
今度は相手が球を出してきました。足元にくる短い球です。
もう( ・ั﹏・ั)
胸元当たりに強めの球をくれればボレーしやすいのに。
ハーフボレーで返した球は相手の正面にいきました。
その球をおばさんは右に身体をすっとずらし、片手のバックハンドで返してきました。
またもや低い球です。
もっとちゃんと打ってくれよ-。これじゃあボレーができないよ。
今度はあえて強めの長い球を送ります。これがわたしの打ちたい球です。
が、おばさんはそれを巧みにかわします。
どんなに強く打っても、低いゆるめの球で返してくるんです。
ぬぐぐぐ、、、(-_-;)
わたしは強打することができず、またもや球を浮かせてしまい、スマッシュを決められました。
そこでわたしはようやく気がつきました。
この人はボレーが上手い(¯―¯٥)
おじさんみたいに力業で攻めてはきませんが、
わたしが強打できないように低めにしずむ球を打ってきたり、
バックをミスするとバックを狙ってきたりと、隙がないんです。
見た感じはフツーの主婦なのに……侮れません。
きっと試合をしたら、わたしはラブゲームで負けてしまうでしょう(>_<)
ボレー&ストロークは 女の戦い?
次のボレー&ストロークの相手は、わたしより少し若いくらいの主婦でした。
どちらかというと、可愛らしい感じです。テニスをガツガツやるようには見えません。
彼女はママ友3人組できているようで、幼稚園の話もしています。
テニスが好きなママ友に誘われて、おつきあいでテニスをしているのかもしれません(^_^;)
彼女はストローク、わたしはボレーです。
「お願いシマース」
と言ったと思ったら、彼女はびゅんっとすごい球を出してきました。
コントロール重視と言うより、スピード重視といった感じです。
ボレーしやすい球を出してあげようと、という気持ちはみじんも感じられない球でした(・・;)
でも、先ほどの先輩主婦のゆるい球より、こういった、バコッと強めに飛んできた球の方がボレーはしやすいです。
球に球威もあるので、面だけ作れば強い球を返すことができます。
ズコン、バコン。ズコン、バコン。ズコン、バコン。
彼女は見た目に寄らず、激しい球を打ってきますが、わたしも負けてはいられません。
これはガチンコ勝負?
そうなのです。
わたしがミスをすると彼女はなんとなく満足そうだし、彼女の球がネットすると、わたしも決まったという気持ちになります。
プロ選手なら思わず「カモンッ」と叫ぶかもしれません(^_^;)
彼女の可愛らしい顔はすっかり好戦的な顔になっていますし、きっとわたしも鬼のような形相になっていると思います。
テニスをすると、人の隠れた一面がでてきます――
こわーい(-_-;)
たぶん、彼女と幼稚園でであっていたら、
「○○ちゃんママ、今日もいい天気だね」
なんて、ごくふつーに接していたことでしょう。
彼女の好戦的な一面を見ることもなかったし、わたしもフツーの主婦のまま(^_^;)
そう考えると、テニスに熱しやすいわたしのような人間は、友達とはやらない方が無難かもしれませんね~