テニスをはじめて10年あまり……
2人の子育てをしながら、主婦のテニスというディープな世界にハマってしまったわたし。
子どもの幼稚園入学を機に、ママさんテニスデビュー。
中級のお試しレッスン
はじめてのスクール体験はドキドキです。
レッスン生は7人。
カラフルなテニスウェアに身をつつんだ主婦たち5人(プラスおじさん1名)に、お試しのわたしが加わります。
一番のおしゃれさんは、ノースリーブのワンピースを着こなしている先輩主婦。
おそらく60歳近いと思いますが、プリーツレタスのように華やかです。
そんなみなさんにまじったわたしは、さしずめ泥つきニンジン(  ̄▽ ̄)
気取らない地元サークル育ちのわたしは、おしゃれなテニスとは無縁でした(でも、味では負けませんよ!)
おかしな気概をもって、レッスンに望んだわたしでしたp(^-^)q
レッスンメニュー
80分間の中級レッスンはこんな感じ――
① ショートラリー(ミニラリー)
② ボレーボレー
③ ボレー&ストローク
以上は、コーチを含めて8名がコートに入って、対面する人と打ち合います!
ネットをはさんで行いますが、横に4人並んでやるので少々狭いです。
⑤ コーチの球出しによる、ストローク(フォアとバック)
⑥ サーブ(この日のテーマでした)
⑦ 残り時間でゲーム練習
はじめてのわたしがキョロキョロしているうちに、みなさんラケット片手にすばやくコートに入っていきます。
わたしもあわてて、ラケットを握りしめました。
ショートラリーからはじめましょう!
まずは、鉄板メニューのショートラリーからスタート。
実は、わたしはこのショートラリーが苦手(>_<)
ショートラリーとは、その名の通り、サービスラインの中にバウンドさせるような短い距離のストロークを指します。
プロの選手が行っている動画もあるくらいの、練習のはじめに行われるメニューです。
ショートラリーが上手な人は、フォア・バック・スピン・スライスなど、ここでいろんな打ち方を試します。
テニスのウォームアップに最適なんだろうなと思います。
けど、さ……
これができない人には、ホントに難しいのです(^_^;)
球にきちんと回転をかけられないせいだとはわかってます~
サークルで教えてくれていたおばさまが、
「ショートラリーなんて加減して打つだけだから意味ないわ」と豪語していたため、わたしもショートラリーはしていませんでした~
ショートラリーは、球にうまく回転がかけられないと、
ただ力を抜いて、ラケットにちょこんと当てるだけのなんだかなストロークになってしまうのです(・・;
おじさんの一球闘魂?
わたしはおじさんとショートラリーをすることになりました。
眼鏡をかけたおじさんは六十歳くらいでしょうか?
若く派手めな主婦たちに囲まれても、浮かれる様子はなく、ごく地味で真面目そうな雰囲気です。
「お願いします」と声をかけあい、スタート!
わたしはサービスラインより内側に入れようとラケットの先にちょこんと当てて、ボールを打ちました。
フラットのへろへろの球です(  ̄▽ ̄)
と、次の瞬間
「ふんっ!」と、スゴい球が返ってきました!
サービスラインより50センチほど長い滑るようなスライス。
まさかの球に、わたしはあわててラケットの面で当てて返します、が
「すみませんッ」
面がずれていたためわたしの返球は外れてしまい、おじさんの隣の人にぶつかりそうになりますΣ( ̄□ ̄;)
今度はおじさんが球を出してきます。
「ふんっ!」
またしても、ショートラリーにしては強すぎる球。
強い回転のかかったスピンボールです。
サービスラインを越えて大きく弾んできます(T▽T)
なんとか面を作り返すわたし。
そのあとも、鬼のような球が飛んできて、おろおろするわたしヽ(д`ヽ)
わたしの球もおじさんの球も隣の人に何度もぶつかりそうになるし、ウォームアップも何もあったもんじゃありません。(身体は温まりましたけど)
でも、もちろんおじさんに悪意があるわけではありません。
おじさんは真面目に一生懸命に取り組んでいるだけなのです。
ただ球が強すぎて、ショートラリー向けではないのです。
他の主婦のみなさんがさっさとコートに入ったわけもわかりました。
おじさんの前だけがぽつんと空いてました……
たぶんみんな、おじさんとショートラリーがやりたくなかったのでしょう( ̄▽ ̄;)
さあ、次はボレーボレーです!