テニスをはじめて10年あまりの主婦です。ママさんデビューから今までを振り返った「テニス スクール」と、新しくはじめた「テニス シングルス」を書いてます!
はじめて入会したテニススクールは、打ち方を教えてくれないスクールでした。現代のストロークを基礎から教えてもらいたいと思ったわたしは、評判の別のスクールにいってみました!
「あなたのストロークは昭和なのよ。今はワイパースイングが流行なのよ」
先輩おばさまAさんからのご指摘に、最新の打ち方を身につけてやると一念発起。
が、見よう見た目で、我流のなんちゃってワイパースイングを試したわたしは、一発で手首を痛めました。
正しいフォームは見た目が美しいだけでなく、身体にも優しく、怪我もしにくい。
長くテニスを楽しみたいと思うなら、正しいフォームを身につけるのが欠かせない!
痛い目を見たわたしは、正しい、現代のフォアハンドストロークを身につけようと、別のスクールのスポットレッスンにいってみることにしました(^_^)v
昔のストロークから現代のストロークへ
ふだん通っているインドアのテニススクールがエンジョイ志向なら、
屋外にある評判のテニススクールは競技志向といった感じでした(^_^;)
コーチは真っ黒に日焼けしたおじさんで、レッスン生も女性より男性の方が多いです。
準備体操をしたのち、まずはウォーミングアップとして、コーチの球出しからレッスンがスタート!
2列になり、フォアとバックを1球ずつ打っていきます。
みなさん上手な人ばかりで緊張しますが、わたしはテイクバックを下からひく、昭和な感じのストロークですが、負けないように一生懸命に打ちました(^0^;)
コーチは一人一人のフォームを確認して、プチアドバイスをくれました。
「テニスママさんはちょっと古風な打ち方ですね」
すぐに見抜かれました。
はじめにテニスを教えてくれた人が、昔のウッドラケットの時代からテニスをやってた人なんです(^_^;)
「ちゃんと踏み込めればいいんだけど、打点が身体の横になって、手打ちになっちゃってるね。
あと、全体的に力を入れすぎ。
それだとラケットを振り切れないし、スイングスピードも上がりません」
えー、力一杯振った方が当然ラケットは速く振れるんじゃないの?
「試しにラケットをゆるゆるに持って振ってみて」
「あ!!」
ラケットをゆるゆるに持って振るとぶゅんっと加速して、なんとそのまま現代風のフォロースルーまでできちゃったんです(゚◇゚)
はじめての感覚にわたしは驚きました!
ストロークはでんでん太鼓?
「身体を回すイメージを確認しましょう。
まずは、でんでん太鼓になったつもりで腕を振ってみて下さい。
身体が軸で、腕はひもですよ」
わたしははりきって腕を水平にのばして、ぶんぶん振りまくりました!
で、早速、コーチからダメ出しを受けます(^_^;)
「違います。それだと腕の方を振っちゃってるでしょ?
腕はひもなんだから力を入れないでぶらーんとさせる。
肩を回すことで腕がつられて回る感じですよ」
なるほどー
腕をぶらーんとさせて肩を回してみると、腕があとからぺちっという感じで回ってきます。
まさしくでんでん大鼓です!
「じゃあラケットを持ってやってみてください」
す、すごいっ(゚◇゚)
実際にやってみると、手には力を入れないでラケットを持ってるだけなのに、
肩を回すとびっくりするくらいラケットが回ります!
「ストロークはでんでん太鼓みたいに、腕でラケットを振るのではなく、軸を回すことで振ります。
手に力は入れずに、肩を意識して」
ラケットは手から落ちない程度に握ればいいんだとか(^_^;)
私は強いストロークを打とうといつもぎゅっと握りしめてました。
現代のストロークおそるべし(ーー;)
わたしが思っていたストロークとはまるで別物です!
フォアハンドの構え 左足(前足)のつま先は前に向ける
「じゃあ、実際にストロークをやってみましょう。
まずはみなさん、テイクバックをしてみてください」
コーチは一人一人のテイクバックを、足を置く位置から指導してくれました!
とりあえず、わたしは古風なテイクバックをしました(^_^;)
ボールに対して身体を横向きにして、脇をしめる感じで、ラケットを下向きでセットします。
「まず左足のつま先を前に向けましょう。
ボールに対して身体を横に向けても、左足まで横を向いてると、身体にひねりが全然出来ないでしょう?」
実は、わたしはボールに対して身体を横に向けることでひねってるつもりでした。
が、言われてみればその通り……身体は真っすぐのままで、全然ひねりがなーい(^_^;)
「フォアハンドストロークは身体のひねり戻しによって、身体を回して打つんです」
ふむふむ(-.-)
一つ一つの動作の意味を教えてもらうことで、理解が深まります。
「まず、前足のつま先は前、後ろ足は横向きにセットします。
それから1時の方向に肩を入れ、そのまま平行に後ろに引きます。
このときラケットの面は下を向くように」
コーチはそう言いながら、足や手を正しいフォームに置いてくれました。
うーん、今までのテイクバックとはかなり違います。
「低いボールや時間がない時は、ラケットを下から引いてもいいけど、高いボールへの対応ができないから、やはり上から引いたほうがいいですよ」
下から引いていたときは、腕は脇にくっつけていましたが、上から引くときには、肘をちょっとまげて脇を開けます。
それはとても開放的で、これだけでも、一歩現代テニスのフォームに近づいた気がしました(*^_^*)
それにしても、何から何まで昔のストロークとは違いすぎます。
果たして、現代のストロークを身につけることはできるのか!?