テニスをはじめて10年あまり……。アラフィフ主婦がテニス女子シングルスに挑戦! ビギナー向けのシングルスの練習会に参加することになりました。だけど、みんな全然ビギナー(初心者)じゃなかった!?
ビギナー向け シングルス練習会
「シングルスならひとりだってできるもん」
女子ダブルスのペアと別れたわたしは、自分磨きをし、秘かに「女子シングルス」に挑戦することに決めました!
とはいうものの、わたしは実際にはシングルスをしたことがありません(^_^;)
テニススクールのレッスン内で出来る範囲で、サーブの位置をシングルス用に変えてみたり、ストロークを打つときにはシングルスコート内に限定したり、
シングルスの陰練はしていますが、今ひとつ前進しません。
シングルスを実戦してみるしかないかも!
そうして、わたしはシングルス初心者向けの試合に申し込んでみました。
「ビギナー向け 女子シングルス練習会」です。
※ 練習会といっても、みんなでシングルスの練習をするのではなく、練習試合をするものです。
場所は自宅から車で1時間近く離れたテニスクラブです。
今回の練習会はビギナー向けということで、試合の後にコーチの解説がつくものでした。
これがわたしには魅力的でした(*^_^*)
今後シングルスをはじめていくに当たり、どのようなことが必要なのか、コーチに教えてもらいたいと思ったのです。
ダブルスの試合は何度も経験済みですが、シングルスははじめてなのでかなり緊張します。
試合の申し込みから試合会場までの運転と、すべて自分のペースで進められるのは、ある意味、気は楽でしたが、気を抜くこともできません~
対戦前から試合ははじまっている?
ところで、みなさんは試合の対戦相手と親しくするタイプですか?
知り合いの先輩おばさんは「対戦前から試合ははじまっている」と豪語していました!
対戦相手とは極力「口をきかない」そうです……
相手になめられないようにするのはもちろん、あまり親しくすると試合に気合いが入らなくなり、試合の勝ち負けにも影響するんだって(^_^;)
プロの女子選手でも、昔はこのような一匹狼タイプが多かったそうですが、
最近の選手はみんなSNSなどでつながっていて仲良くしている人も多いそうです(*^^*)
今回のわたしはまさに「一匹狼」モードでした。
はじめていく場所で、はじめてのシングルスということもあり、めちゃめちゃビビってました。
こうなるともう、身を守るためには厚い鎧をつけるしかありません(>_<)
サングラスもかけて、気後れしていることを必死で隠した次第です(^_^;)
今日の練習会は参加者5人の総当たり戦ということなので、全員が対戦相手。
まわりはみんな「敵」!
集合時間より早めに行けばコートで練習ができるようになっていたので、集まった人からショートラリーなどをしていました。
ラリーなどを見る限り、皆さんなかなかの腕前で、「ビギナー」という感じの人は一人もいません(T_T)
年齢別(あくまでも見た目)では、三十代1名、わたしも含めて四十代2名、五十代1名、六十代1名といった感じでした。
シングルスは若い人が多いのかとおもってましたが、年齢層は高めです(*^_^*)。
今日、目指すは「1勝」です。わたしも気を引き締めて、ウォーミングアップの仲間に加えてもらいます。
すでに試合ははじまっているのです!
生まれて初めてのシングルス
いよいよ、第1試合開始です。今回は6ゲーム先取のノーアドで行われます。
ちなみに練習試合では「アドバンテージ」……デュースあり
「ノー・アドバンテージ」……40-40でデュース無しの一本勝負
「セミ・アドバンテージ」……デュースを一本だけ、その後一本勝負
などさまざま形式がとられます。
試合の要項をきちんと把握しておかないと、後々言い争いになるので注意が必要です(^_^;)
初戦の相手は三十代。
おばさんたちの間で一人だけ若く、ジャージの上下を着ているところも学生みたいで、めちゃくちゃ上手そうです(>_<)
ラケット回しで勝った私は「レシーブ」を選択しました。
緊張するとダブルフォルトをしてしまうので、とりあえずレシーブをして、身体を慣らそうと思ったからです。
彼女はサーブの前にポンポンとボールをつきました。かなり慣れている感じです~
と、いきなり、ズバンっと早いサーブがセンターにきました。
バックで打とうとしてカス当たりになり、ポールはぽすっという感じでかなり前に落ちました。
構えていた彼女はあれ?という感じになり、まさかの1ポイント先取( 〃▽〃)
続いてはサービスエースを取られました。
とりあえず1球でも多くストロークを続けるようにして、この試合は落としても、次の試合につなげられるようにしよう。
そう思ったまではよかったのですが、緊張のあまり、ストロークも思うように打てません。
ボールを入れていかなくてはと焦ると、置きに行ってしまい、ふわっと浮いたボールになったり、アウトしたり……。
ダブルスをしていた時も、特に緊張する場面ではラケットが振り切れなくなりました。
彼女も様子をみているのでしょうか? 強打はしてきませんが、しっかりと回転のかかった重いボールを打ってきます。
わたしはなんとかロブで返し、返ってきたロブを前進してスマッシュしてました!
組み立てたわけではなく、ダブルスの戦法が身についていたからにすぎません。
で、結局、あとは散々でした(((^_^;)
サーブは緊張のあまり、ダブルフォルトをしてしまい、センターラインの位置から打っても、ちっとも入らなくなりました……。
思いっきり打つとアウトして、当てるだけのサーブすらサイドアウトという最悪の感じに(>_<)
結局、身体に染みついているシングルスライン寄りからサーブを打ち、走って真ん中に戻るようにするという有様でした。
もちろん、彼女は空いているサイドにリターンをしてきます(T_T)
エンジンがかかりはじめると、ものすごいストロークをたたき込んできたり、サイドにストレートを決めたり、前進してドロップやボレーをしたりと、対戦相手はやりたい放題。
わたしはなんとか拾ったボールを反対側にずこんと打たれると、もうお手上げで、どうしたらいいのかわかりません┐('~`;)┌
試合はもちろん0-6のラブゲーム……だんごです
でも、ここまで完敗だと悔しさもなく、ただただすごかった!と思うだけでした(^_^;)
「ありがとうございました。わたし今日がシングルスの試合ははじめてで、ホントにビギナーできてしまったんで、お相手にならなくてすみません」
なんて、最後には言い訳をして、照れ笑いをするしかなくなってました_(^^;)ゞ
初心者丸出しでかっこわるいですが、サングラスも鎧も脱ぎ捨ててしまえた分、気持ちは少し楽になりました。
「こちらこそ、すみません。今日はビギナーの会だったって知らなくて申し込んじゃったんです」
彼女も笑い返してくれました。たぶんおばさん相手にすまなかったと思ってくれたのでしょう。
しかし、彼女があまりに上手すぎたために、なんがなんだかわからないうちに、はじめてのシングルスの試合は終わっていました(*^_^*)
さて、どうしたらいいのやら~
練習会はまだ続きます!